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BE:FIRSTと宇多田ヒカルの相性がすごい!カバーした楽曲まとめ|Automatic・Flavor Of Life・One Last Kiss

音楽

近年、音楽番組やライブイベントで「アーティスト同士のカバー」や「コラボレーション企画」を見る機会が増えました。その中でも、個人的に特に印象に残っているのが、BE:FIRSTと宇多田ヒカル楽曲の組み合わせです。

BE:FIRSTは、SKY-HI主催のオーディション番組「THE FIRST」から誕生した7人組ダンス&ボーカルグループです。高い歌唱力とダンススキルだけでなく、楽曲や共演アーティストへのリスペクトを感じさせる表現力が、多くの音楽ファンを惹きつけています。

一方で、宇多田ヒカルさんの楽曲は、繊細な感情表現や独特の空気感が魅力です。男女問わず多くのアーティストに影響を与えてきましたが、実は男性グループが歌ったり踊ったりするには難易度が高い楽曲も少なくありません。

そんな宇多田ヒカルさんの楽曲を、BE:FIRSTがどのように表現してきたのか。この記事では、「Automatic」のカバー「Flavor Of Life」の歌唱「One Last Kiss」のダンスパフォーマンスなどを振り返りながら、BE:FIRSTと宇多田ヒカルの相性の良さについて、音楽ファン目線で語っていきます。

BE:FIRSTが支持される理由|「THE FIRST」から感じた空気感

コロナ禍で注目されたオーディション番組

コロナ禍以降、さまざまなオーディション番組が話題になりました。日本国内だけでなく、韓国系のサバイバルオーディションも人気を集め、ダンス&ボーカルグループ文化がさらに広がった印象があります。

その中でBE:FIRST誕生のきっかけとなった「THE FIRST」は、少し違う空気感を持っていました。

もちろん競争はあるのですが、「誰かを強く否定して盛り上げる」よりも、「個性を伸ばしながら成長を見守る」スタイルが印象的だったのです。

視聴者としても、ただ勝敗を見るのではなく、参加者一人ひとりの努力や葛藤を応援したくなる構成でした。

BE:FIRSTは“スキルだけではない魅力”がある

BE:FIRSTの魅力は、単純に歌やダンスが上手いだけではありません。

メンバーそれぞれが異なる個性を持ちながらも、グループ全体として楽曲を大切にしている空気感があります。

特に印象的なのは、「自分たちを前に出しすぎない」バランス感覚です。

最近のダンス&ボーカルグループは、力強さや派手な演出を武器にすることも多いですが、BE:FIRSTは楽曲の世界観そのものを大切にしているように感じます。

だからこそ、他アーティストのカバーでも“自分たち色”だけに染めず、本家へのリスペクトを感じる表現になるのかもしれません。

宇多田ヒカル楽曲との相性が良い理由

宇多田ヒカルさんの楽曲には、独特の温度感があります。

派手に感情を爆発させるというより、静かな感情や繊細な空気を丁寧に描く楽曲が多い印象です。

そのため、単純に歌唱力が高いだけでは成立しにくく、言葉のニュアンスや余白を表現できるアーティストでなければ難しいと感じます。

BE:FIRSTは、ダンスグループでありながら“歌の空気感”を大切にするグループです。

だからこそ、宇多田ヒカルさんの楽曲をカバーしたときにも、違和感ではなく「意外なほど合う」という感覚につながったのだと思います。

FNS歌謡祭「Automatic」カバーで感じたリスペクト

BE:FIRSTと宇多田ヒカル楽曲の印象的な出会い

私の記憶では、BE:FIRSTと宇多田ヒカル楽曲の相性を強く感じた最初のきっかけは、FNS歌謡祭で披露された「Automatic」のカバーでした。

2023年放送のFNS歌謡祭では、「リスペクトカバー」という企画があり、BE:FIRSTが宇多田ヒカルさんの代表曲「Automatic」を披露しました。

もともと「Automatic」は、1998年にリリースされた宇多田ヒカルさんのデビュー曲です。

R&Bの空気感や独特のグルーヴ感を持つ楽曲で、日本の音楽シーンに大きな衝撃を与えました。

そんな名曲を、現代のダンス&ボーカルグループであるBE:FIRSTがどう表現するのか、とても興味がありました。

原曲を壊しすぎない絶妙なアレンジ

実際に見て感じたのは、「原曲への敬意」でした。

BE:FIRSTのカバーは、無理に大きくアレンジするのではなく、「Automatic」の持つ空気感を丁寧に残していたのです。

最近はカバー企画でも、“自分たちらしさ”を前面に押し出すアレンジをすることがあります。しかしBE:FIRSTは、原曲の魅力を崩さず、少しだけ現代的なエッセンスを加えるような表現でした。

その控えめなバランス感覚が、とても印象的でした。

ダンス表現も新鮮だった

さらに印象に残ったのは、「Automatic」にダンスを付けたことです。

この楽曲は激しいダンスナンバーではありません。しかしBE:FIRSTは、歌詞やリズムに寄り添うような振付で、楽曲の世界観を視覚的にも表現していました。

特に、“見せるダンス”ではなく、“音楽を伝えるダンス”になっていたところが素晴らしかったです。

BE:FIRSTのカバーを見て、「宇多田ヒカル楽曲は男性グループにもこんなに合うんだ」と改めて感じました。

TV番組「Apartment B」で披露されたJUNON(BE:FIRST)によるFlavor Of Life

BE:FIRSTが所属するBMSGのアーティストを中心にALIのLEOやアオイヤマダ、荘子itが出ていた日本テレビの音楽番組「Apartment B」では、毎回さまざまなカバー企画が行われていました。

その中でも印象的だったのが、JUNONによる「Flavor Of Life」です。

Apartment B
日本テレビ「Apartment B」公式サイト。

「Flavor Of Life」は、宇多田ヒカルさんの代表的なバラード曲であり、ドラマ主題歌としても広く知られています。

切なさや温かさが共存する楽曲で、感情表現の難易度が高い曲でもあります。

宇多田ヒカル楽曲特有の“質感”

宇多田ヒカルさんの楽曲には、単なるメロディの美しさだけではなく、“質感”のようなものがあります。

色気、湿度、体温、孤独感。

そうした感覚が楽曲全体に漂っていて、それを自然に表現するには独特のセンスが必要だと思います。

特に男性ボーカルが歌う場合、力強さを出しすぎると世界観が崩れてしまうことがあります。

しかしJUNONの歌声は、透明感がありながらも感情が丁寧に乗っていて、「Flavor Of Life」の空気感と非常に相性が良かったです。

男性ボーカルとの相性の良さを感じた瞬間

このカバーを聴いたとき、「宇多田ヒカル楽曲って男性ボーカルにもこんなに合うんだ」と驚きました。

BE:FIRSTはグループ全体としても表現力が高いですが、個々のボーカルの個性も非常に魅力的です。

(BMSG関連ではMAZZELのKAIRYUが「First Love」をカバーしたこともありました。)

宇多田ヒカル楽曲を歌うとき、BMSGアーティストたちは“自分の歌にする”というより、“楽曲と向き合う”姿勢が強いように感じます。

その誠実さが、宇多田ヒカルファンにも伝わる理由なのかもしれません。

同じくBMSGアーティストのMAZZELのKAIRYUさんも宇多田ヒカルさんの「First Love」をカバーしています。KAIRYUさんはBE:FIRSTを輩出したオーディション出身。彼のボーカルも必聴です

「One Last Kiss」ダンスパフォーマンスの衝撃

ダンスで表現するには難しい楽曲

個人的に最も衝撃を受けたのは、2024年のTBS音楽の日の「チーム対抗ダンス対決」の「映画主題歌」対決でBE:FIRSTが踊りました。確かsnowmanとの対決で魅せた「One Last Kiss」のダンスパフォーマンスです。

この楽曲は、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のテーマソングとして知られています。

美しく繊細で、どちらかといえば“聴かせる”タイプの楽曲です。

そのため、「ダンスでどう表現するのだろう」と最初は想像がつきませんでした。

しかしBE:FIRSTは、いわゆるHIPHOP色の強いパフォーマンスではなく、コンテンポラリーダンスのような空気感でこの楽曲を表現していました。

正直言うと衝撃でした・・圧巻でした・・。余韻がやばい・・

“自分たちが主役”ではない表現

この作品を語るのに、他のアーティストとの対比をする必要はないのですが、他のアーティストが「このバージョンの俺らを見て!」「ダンスって楽しいぜ!」のように“勢い”で見せる中、BE:FIRSTだけは笑顔ひとつ見せずに“音楽が主役で音楽に没頭する作品”を表現したように思います。それは、番組の「音楽の日」にふさわしく、自分達以外の楽曲を用いたコラボ企画のダンスとして、ふさわしい佇まいでした。

踊っているのはBE:FIRSTだけなのに、なんていうのだろう、前に出すぎない感じ。

まるでそこに宇多田ヒカルがいて、バックダンサー・・というよりも一緒に奏でているようで、またしてもそこに【楽曲への敬意】が感じられたのです。

エヴァファンや宇多田ファンにも刺さった理由

「One Last Kiss」は、宇多田ヒカルファンだけでなく、エヴァンゲリオンファンにとっても特別な楽曲です。

そのため、中途半端な演出では成立しにくい難しさがあります。

しかしBE:FIRSTは、楽曲への敬意を感じさせる表現によって、原曲ファンからも高い評価を得ていた印象があります。

一度限りのテレビパフォーマンスとして終わるには、本当にもったいない完成度でした。

今でも「また見たい」と感じる人は多いのではないでしょうか。

いつか見てみたいBE:FIRSTと宇多田ヒカル本人同士のコラボ

歌だけでなくダンスでも相性が良い

ここまで振り返ると、BE:FIRSTと宇多田ヒカル楽曲の相性は、単なる偶然ではないように感じます。

歌唱だけでなく、ダンス表現においても、彼らは宇多田ヒカル楽曲の世界観を自然に表現しています。

特にBE:FIRSTは、“テクニックを見せる”だけで終わらず、音楽そのものを大切にしているグループです。

だからこそ、宇多田ヒカルさんの繊細な楽曲とも相性が良いのだと思います。

音楽ファンとして期待したいこと

音楽番組のカバー企画は、一度限りで終わることも少なくありません。

しかし、BE:FIRSTによる宇多田ヒカル楽曲のパフォーマンスは、「もっと見たい」と感じさせる魅力がありました。

もし将来、本人同士によるコラボレーションが実現したら、非常に大きな話題になると思います。

歌での共演はもちろん、ダンスを交えた演出なども見てみたいです。

BE:FIRSTファンにも宇多田ファンにも響く関係性

BE:FIRSTファンにとっても、宇多田ヒカルファンにとっても、この組み合わせには特別な魅力があります。

それは単なる「人気アーティスト同士」だからではなく、お互いの音楽性に自然な共通点があるからだと思います。

派手さだけではなく、感情や空気感を大切にする表現。

その部分が重なっているからこそ、多くの人が惹かれるのではないでしょうか。

まとめ

BE:FIRSTと宇多田ヒカル楽曲の組み合わせは、単なるカバー企画以上の魅力があります。

FNS歌謡祭での「Automatic」、JUNONによる「Flavor Of Life」、そして「One Last Kiss」のダンスパフォーマンス。それぞれに共通していたのは、楽曲への深いリスペクトでした。

BE:FIRSTは高いダンススキルや歌唱力を持ちながらも、“自分たちが前に出すぎない”表現ができるグループです。その姿勢が、宇多田ヒカルさんの繊細な楽曲世界と非常に相性が良いのだと思います。

また、宇多田ヒカルさんの楽曲は男性グループには難しいと思われがちですが、BE:FIRSTはその空気感を壊さずに、自分たちなりの表現へと昇華していました。

音楽番組の一度限りの企画で終わってしまうには惜しいほど、印象に残るパフォーマンスばかりでした。今後もBE:FIRSTによる宇多田ヒカル楽曲のカバーや、いつか実現するかもしれない本人同士のコラボレーションに期待したいです。

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